Defender で十分?ウイルス対策ソフトが不要な理由

Windows標準セキュリティソフトの実力を解説する図解

「先生、ウイルス対策ソフトってやっぱり買ったほうがいいですか?」教室でよく聞かれる質問です。毎年数千円から1万円ほどの更新料を払い続けている方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、更新は不要というのが今の私の考えです。今回はその理由と、安全に乗り換えるための手順をご紹介します。

有料ソフトをやめてみた結果

教室のパソコン1台で、一足先に有料ソフトを外して試してみました。結果は、起動時間が約2分から約1分に半減し、Excelを開く時の待ち時間がほぼ消え、作業中の急な重さも解消しました。有料ソフトは常に裏で動き続け、パソコンの体力を多く使っていたのです。更新の案内が届いたら、支払う前に一度「来年も本当に必要か」を考えてみる価値はあります。

鉄則「1台に番犬は1匹」

セキュリティソフトは「家を守る番犬」に似ています。番犬が2匹いれば安全と思われがちですが、実は逆です。同じ庭に2匹を放つと、番犬同士がケンカを始め、パソコンがフリーズ級に重くなってしまいます。番犬は必ず1匹に絞ることが鉄則です。

最初からいる無料の番犬「Defender」の実力

Windowsには最初から「Microsoft Defender」という無料の番犬が住んでいます。ドイツの調査機関AV-TESTの最新テストでは、防御力・性能・使いやすさの3部門すべてで満点となる18点満点の評価を獲得しており、有料の有名ソフトと同等の評価を受けています(出典:AV-TEST 2026年4月Windows 11向けテスト結果)。怪しいファイルのブロック、偽サイトへの警告、Windows更新に合わせた自動アップデートまで、標準の機能だけでしっかり守ってくれます。

乗り換える前にやっておきたいこと

有料ソフトから無料のDefenderに切り替える際は、次の点を先に確認しておくと、より安心して進められます。

大切なデータのバックアップ

アンインストール作業自体はシンプルですが、念のため写真や書類などの大切なデータは事前にバックアップしておくと安心です。

自動更新設定の解除

有料ソフトの契約によっては、自動更新の設定が入っている場合があります。解約したつもりでも料金が発生し続けることがあるため、ソフト側の管理画面やクレジットカードの明細から、自動更新がオフになっているかを確認しておきましょう。

Windows Updateを最新の状態にしておく

Defenderの性能は、Windows本体の更新と連動して強化されます。乗り換えのタイミングで、Windows Updateが最新の状態になっているかもあわせて確認しておくと安心です。

やめ方は簡単な3ステップです。①スタートボタンから「設定」を開く、②「アプリ」から「インストールされているアプリ」を選ぶ、③ソフト名の横の「…」から「アンインストール」を選ぶ。これだけで、Defenderが自動で見張りを引き継ぎます。ただし「ランサユアア対策」だけは標準でオフになっているため、あわせてオンにしておきましょう。設定を変えるのが不安な時は、パソコンを持って当校へお越しください。一緒に確認しましょう。

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