迷惑SMSの見分け方3つ|スマホの安全対策【桑名市パソコン教室】

パソコン教室で講師に相談する生徒の様子

「お荷物をお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました」——スマートフォンにこんな通知が届いたら、あなたならどうしますか?

桑名市のパソコン・スマホ教室、テックキャンパス桑名校の水野です。実はこの一週間だけで、同じような内容のSMSについて、生徒さんから3件のご相談をいただきました。今日は、教室で実際にあったやりとりを交えながら、迷惑SMSの見分け方についてお話しします。

青い顔で持ち込まれたスマホ

先日教室にいらした生徒さんが、少し青い顔でスマホの画面を差し出してこられました。

「先生、これ届いたんですけど、大丈夫でしょうか」

画面に表示されていたのは、荷物の不在通知を装ったメッセージ。よく見ると、リンクをタップさせようとする典型的な迷惑SMSでした。

狙われているのはあなただけではありません。同じ時期に、同じ文面のSMSが、たくさんの人のスマホに一斉に送られているだけなのです。

ポケットの中の「全財産」

ここで少し考えてみてください。いま、あなたにとって「いちばん大事なもの」はどこにありますか。

答えは、ポケットやカバンの中のスマートフォンです。銀行口座、クレジットカード、家族の写真——暮らしのすべてが、この小さな箱に詰まっています。

そして、大切なものが集まる場所には、必ず怪しい影が近づいてくるものです。「至急ご連絡ください」「本人確認が必要です」。断っても消しても、翌日にはまた涼しい顔でやってくる。このしつこさは、昭和の飛び込み営業も顔負けです。

危ないメッセージの見分け方3つ

①とにかく急かしてくる

「24時間以内に」「至急」といった言葉で、考える時間を与えずに行動させようとします。

②リンクを押させようとする

「こちらをタップ」の一点張り。本文の内容よりも、リンクへの誘導そのものが目的です。

③日本語の言い回しが少し不自然

句読点の位置がおかしい、敬語が微妙に間違っている——そんな文章は要注意です。ただし最近はAIの翻訳精度が上がり、この「不自然さ」も年々減ってきています。文面の違和感だけに頼らない見分け方が、これからますます大切になります。

本物の会社に用があるなら、案内されたリンクではなく、自分で公式アプリや「設定」画面から——つまり正面玄関から入ればいいのです。合言葉はこれひとつ。

「急かすお誘いにいい話なし」

これだけで、被害の大半は防げます。

実際に届いたら?今すぐできる5つの行動

合言葉だけでなく、実際に画面を前にして手が止まってしまったときのために、具体的な対処の手順もまとめておきます。

①その場でタップしない。まず深呼吸をして、いったん画面を閉じる
②送信元の電話番号やメールアドレスを確認する(正規の企業と異なる番号であることがほとんどです)
③気になる場合は、SMS内のリンクではなく、自分でブラウザを開いて公式サイトを検索してアクセスする
④家族や身近な詳しい人、あるいは私たちのような教室に、遠慮せず見せて相談する
⑤スクリーンショットを撮っておく。同じ被害に遭っている人がいれば、注意喚起にも役立ちます

一つだけ、多くの方が誤解していることがあります。それは「怪しいと分かったら削除すればいい」という思い込みです。もちろん削除して問題ありませんが、その前に一度、誰かに見せる習慣をつけてみてください。あなたが「変だな」と気づいたその感覚は、次に同じメッセージを受け取る誰かを守るヒントになります。

一人で抱え込まなくていい理由

冒頭の生徒さんとは、その場で一緒に画面を確認し、「これは削除して大丈夫ですよ」とお伝えしました。帰り際、「一人だったら、絶対タップしてました」と笑っていらっしゃいました。

7月10日は「迷惑メール相談センターの日」だそうですが、大切なのは施設の名前よりも、「聞ける相手がいるかどうか」だと思います。

当教室も、実は小さな「相談センター」のようなものです。「こんな初歩的なこと聞いていいのかな」と思うようなことこそ、遠慮なく聞いてください。相談料はいただきません。その代わりにいただくのは、笑いと世間話だけです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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