コミュニケーションの基本は「伝わらない」

上手に伝えるコミュニケーションの4つのコツを描いた4コマイラスト|パソコン教室の初心者向けブログ

― パソコン教室より ―

コミュニケーションの基本は
「伝わらない」

パソコン教室をやっていると、つくづく感じることがあります。人に何かをお伝えするのは、本当にむずかしい、ということです。

そして、これは教室にかぎった話ではありません。日々のおしゃべりや、ご家族とのやりとり——つまり、人と人とのコミュニケーションそのものの基本が、じつは「伝わらない」ことなのだと思うのです。

「当たり前」ほど、伝わらない

自分にとって「当たり前」だと思っていることほど、相手には伝わらないものです。

たとえば「クリックしてください」のひと言。慣れている人には何でもないことですが、はじめての方には「どこを?」「右? 左?」「一回? 二回?」と、いくつもの「?」が浮かびます。ふだんの会話のつもりで話していると、いつのまにか相手を置いてきぼりにしてしまうのですね。

ですから教室では、はじめから「一回では伝わらないもの」として、ゆっくり進めるようにしています。

「伝わらない」前提だからこそ、ていねいになれる

これは、生徒さんを軽く見ているという意味ではありません。むしろ反対です。

「伝わらないのが当たり前」と考えておけば、伝わらなかったときにも、こちらが慌てたりイライラしたりすることがありません。「そうですよね、わかりにくいですよね」と、もう一度、別の言い方でお伝えできます。何度でも、ちがう角度から。

つまずいた回数だけ、身についていく

人は、一度聞いただけでは、なかなか身につきません。これは年齢や、頭の良し悪しとは関係のないことです。

新しいことを覚えるときは、だれでも何度かつまずきます。むしろ、つまずいた回数だけ、しっかりとその人のものになっていく——私はそう思っています。

何度でも聞ける場所

だから、教室で同じ質問を何度していただいても、まったく問題ありません。「前にも聞いたかしら……」と気をつかう必要もありませんよ。

わからないところを、わからないままにせず、その場で聞ける。それができる場所こそが、教室の役目だと考えています。

うまく伝わらないのは、お伝えする側の言葉がまだ足りないだけ。そう思って、私たちはいつも、言葉を選びなおしています。

💡 おわりに

コミュニケーションの基本は、「伝わらない」ところから始まります。だからこそ、私たちは焦らず、何度でも、ちがう言い方でお伝えできるのです。

わからないことは、わからないままにしなくて大丈夫。安心して、その場で聞ける——それが、この教室の一番の強みです。

もし「こんなこと聞いていいのかしら」と思いながら、おひとりでパソコンやスマホと向き合っている方がいらっしゃったら、ぜひ一度、教室をのぞいてみてください。見学やご相談だけでも大歓迎です。

ゆっくり、何度でも、一緒に進んでいきましょう。お会いできるのを、楽しみにしています。