その仕事、あなたしかできない?

エクセルで作業する女性

こんにちは!
三重県桑名市のパソコン・スマホ教室
テックキャンパス桑名校の水野です。

AIに仕事を渡す前に、まず「頭の中」を書き出そう

最近、AIを使っている方から、
「ChatGPTを使ってみたけど、
思ったような答えが返ってこない」

「AIに仕事をさせたいけど、
何をどう指示したらいいのかわからない」
そんな声を聞くことがあります。

でも、これ。
AIの使い方が悪いとは限りません。

もしかすると、原因はもっと手前に
あるのかもしれません。

それは、
「自分の仕事のやり方を、言葉にできているか」
ということです。

「この仕事は、○○さんしかできない」

会社に、こんな仕事はありませんか?

「このExcelは○○さんしか触れない」
「このお客様のことは、○○さんしかわからない」

「請求書のチェックは、いつも○○さんにお願いしている」
「○○さんが休むと、誰もやり方がわからない」

この中に、思い当たるものはありませんか?

これ、実は珍しいことではありません。

長年仕事をしている人ほど、

「ここを見て」
「この場合はこうして」
「この会社だけは、こうする」

という判断基準を、頭の中にたくさん
持っています。

でも、それをわざわざ文章にはしません。

本人にとっては、「当たり前のこと」
だからです。

「母の味」と同じです

ちょっと変な例ですが、
お母さんの料理を思い浮かべてみてください。

家族から、
「この料理、どうやって作るの?」
と聞かれて、

「適当に入れて」
「味を見ながら」
「いい感じになるまで」
なんて答えること、ありませんか?(笑)

本人にはわかっていても、他の人には
再現できません。

仕事も、これとよく似ています。
長年の経験で身についた「勘」や「コツ」が、
本人の頭の中だけに残っている。

これが、仕事のブラックボックス化です。

AIは「頭の中」を勝手には読めません

ここが、AIを仕事で使うときの大事なポイントです。

AIは非常に便利ですが、
あなたの頭の中にある「いつものやり方」
までは知りません。

たとえば、
「請求書をチェックして」
だけでは、AIは何を確認すればいいのかわかりません。

これでは、動けません

「請求書をチェックして」

こう伝えると、理解しやすくなります

①会社名を確認する
②請求日を確認する
③金額を確認する
④前月の請求書と比較する
⑤金額が大きく違う場合は注意する

つまり、
AIに仕事をさせるためには、まず仕事を言葉にする必要がある
ということです。

実は、AIを導入する前から仕事は変えられる

ここが面白いところです。

仕事のやり方を紙に書き出すだけでも、メリットがあります。

たとえば、
「毎月60分かかっていた請求書チェック」
について、

「どこを見ているのか」
「どんな順番で確認しているのか」
「どんな場合に注意しているのか」
を書き出してみる。

すると、
「あれ?
思ったより、やっていること少ないな」
と気づくことがあります。

実際、教室の受講生さんの例では。

書き出した手順をそのままAIに渡したところ、
確認にかかる時間が約30%短くなりました。

請求書チェックにかかる時間(受講生さんの例)

書き出す前:毎月、約60分

書き出してAIに渡した後:毎月、約42分(約30%短縮)

そして、その手順が整理できれば、

  • マニュアルにする
  • 他の人に引き継ぐ
  • Excelで効率化する
  • AIにチェックを手伝ってもらう

といったことができるようになります。

AI活用のスタート地点は、AIそのものではありません。仕事の「見える化」なんです。

実際、AIを導入した企業では効果も出ています

独立行政法人 中小企業基盤整備機構の2026年3月の調査では、
AIを導入した中小企業が感じている効果として、
「業務効率化/作業時間の短縮」83.2%
が最も多くなっています。

また、帝国データバンクの2026年3月調査では、
生成AIを業務で活用している企業のうち、
86.7%が「業務への効果が出ている」
と回答しています。

つまり、AIは「なんとなく便利そう」という段階から、
実際の仕事の効率化に使われ始めています。

ただし、ここで大切なのは、
「AIを導入すれば、勝手に仕事が効率化される」
ということではありません。

どんな仕事をAIに任せるのか。
何を判断基準にするのか。
どこまでAIに任せて、どこから人が確認するのか。

ここを整理することが大切です。

まずは「今日の仕事」を1つだけ書いてみる

難しく考える必要はありません。

今日やった仕事を、ひとつだけ選んでみてください。

  1. 1仕事を1つ選ぶ
    たとえば、「請求書のチェック」「売上の集計」「メールの返信」「毎月の資料作成」などです。
  2. 2やった順番に書く
    「まず○○を見る」「次に○○を確認する」「問題がなければ○○する」というように、順番に書いていきます。
  3. 3自分以外の人に説明してみる
    誰かに「この仕事は、こうやってやっています」と説明してみてください。

途中で、
「あれ? ここはどうしてたっけ?」
となったら、そこが「頭の中にしかない部分」です。

そこを言葉にしていけばいいんです。

仕事を書き出したら、AIに渡せる

ここまでできたら、次のステップです。

書き出した仕事の手順をAIに見せて、
「この仕事を効率化できる方法を考えてください」
と聞いてみる。

すると、
「Excelで自動化できそうです」

「この部分はAIにチェックさせられます」

「この手順ならマニュアル化できます」
など、今まで気づかなかった方法を提案
してくれるかもしれません。

もちろん、AIの回答をそのまま信用するのではなく、
最後は人間が確認することが大切です。

AI時代に必要なのは「AIの知識」だけではない

AIというと、
「難しいプロンプトを覚えなければ」
と思う方もいるかもしれません。

でも、最初から難しいことを覚える必要はありません。

むしろ大切なのは、
「自分は、普段どんな仕事をしているのか?」
を整理することです。

仕事を言葉にできれば、
AIに質問できます。

AIに指示できます。

人に引き継ぐこともできます。

マニュアルにもできます。

そして、Excelなどで自動化することもできます。

「○○さんしかできない」を減らしてみませんか?

会社の中に、
「この仕事は○○さんしかできない」
というものが一つでもあるなら、

まず、その人の頭の中にある仕事を紙に
書き出してみてください。

それだけでも、仕事の見え方が変わるかもしれません。

料理のレシピを家族に残すように。
仕事の「やり方」も、誰かに残しておく。
そして、その仕事をAIに渡せる形にしていく。

これが、AIを仕事に活かすための、意外と大切な第一歩です。

あなたの仕事にも、
「これ、私しかやり方を知らないな」
という仕事はありませんか?

今日ひとつだけ、書き出してみてください。
そこから、AI活用が始まるかもしれません。

さあ、今すぐ紙とペンを用意して、
試してみましょう!

桑名校ではAI活用も全力サポート

テックキャンパス桑名校では、
パソコン初心者の方から、
Excel・AIを仕事に活かしたい方まで、
個別にサポートしています。

「AIを使ってみたいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな方も、お気軽にご相談ください。

無料体験レッスンは随時実施しています。

今日も最後まで
お読みいただきありがとうございます。

また明日よろしくお願いいたします。

 

テックキャンパス桑名校 スタッフより

テックキャンパス桑名校
水野

今日もお読みいただき
ありがとうございます。
皆さんのパソコンライフを
応援しています!

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